英語の疑問はたくさんありますが、
このsomeとanyの違いは日本人にとって本当に混乱します。
理由の一つに明確にこの違いを説明している参考書がないこと!!
説明が載っているが明らかに間違っているか、文法という型に無理やり詰め込んでしまっていること。
一般的に昔から英文法の参考書に載っている説明は
肯定文、つまり普通の文章ならsomeを使い
疑問文や否定文になるとanyを使うって言うものです!!
まずこれは嘘です!!
データから検証してみましょう!!
海外ドラマのスクリプトよりsomeとanyをピックアップして
どういった文章で使われているか検証すると、
someが肯定文で使われていて、anyが疑問文で使われているなんて
まったく感じられないのです!!
海外ドラマでお馴染みのフレンズのシーズン1のエピソード1の文章からsomeとanyの文章を取ってみると、
someの文章は
It's just some guy I work with.
There has to be something wrong with him.
I feel like someone pulled my intestine out of my mouth
Let me get you some coffee.
Can I get you some coffee?
Like there's a rule or something?
He might try accidentally breaking something valuable of hers.
Let me tell you something
If you feel like you gotta make a Western omelet or something.
Why would anybody do something like that?
Is it like I have some sort of beacon that only dogs.
一方anyは
If you need anything, you can always come to Joey.
''Billy, don't be a hero,'' mean anything to you?
Have I seen you in anything?
Why would anybody do something like that?
I didn't know anybody.
'Anyway.
And try not to let my vulnerability become any kind of a factor here.
Would anybody like more coffee?
どうでしょう。
とりあえず、someを使われている文とanyが使われている文を並べてみました。
この文を見て単純にsomeは肯定文で使いanyは疑問文で使うという法則が当てはまると思うでしょうか。
当てはまらないですよね!!
ただ、否定文ではたしかにanyが基本的に使われているようにも思えます。
つまり
よくわからない!!
実は日本の教科書の英文法という法則を当てはめようとするからわからないのです。
では一番この違いをうまく説明できる参考書などはあるか??
いろいろと調べてみた結果この参考書が一番わかりやすかったです。
- 作者: 大西泰斗,ポールマクベイ,Paul Chris McVay
- 出版社/メーカー: 研究社出版
- 発売日: 1995/02
- メディア: 単行本
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あのNHKの英語番組でも大西先生の本です。
大西先生の本は文法書でもネイティブの感覚を意識したものが多いので本当にわかりやすいです。
そして、この本の中で書かれているsomeとanyについてこう書かれています。
anyの意味は選択の任意性(どれをとっても....)
つまり、someは漠然と"いくつか"という感覚、一方anyは"どれをとっても "っという感覚が含まれているのです。
また、someとanyの語源も調べてみました。
someはsum(合計)からきているのです。
一方anyはan(一つ)が語源です。
これの意味することはなにか??
someはあくまでなんとなくの塊つまりsumなのです。
いろいろなものがあつまった曖昧な塊(sum)なのです。
一方anyはanつまりいろいろな物の内の1つなのです。
この語源からも大西先生の説明と一致します。
someはあくまでいくつかの〜
anyは選択を意味するのです。
これでもわかりにい???
そうです。
いざ会話でsomeとanyを使うときにパッと瞬間的にどっちを使うのか
決めるのはなかなきません。
なのでやっぱりsomeとanyもきっぱりイメージで覚えるのが英会話のコツだと私は気付いたのです!!
some とanyはなかなか奥が深いので(参考書では説明少なすぎ!!)
そのコツはまた今度!!
ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。